シュークルートとザワークラウトの違い

寒い季節には、鍋をつかった料理で見も心もあったまります。ここでは、そんな中でもキャベツを使ったシュークルートについてご紹介していきます。

見出し１：シュークルートの語源
シュークルートとは、フランス発祥のキャベツを使った食べ物であり、簡単に言ってしまえばキャベツを酢漬けにしたものです。元々はドイツ語のSauerkrautが語源と言われており、その意味は「すっぱいキャベツ」というものです。これがアルザス語に変換され、最終的にフランス語となりました。ちなみに、フランス語でシューとは「酸っぱい」という意味だそうです。

見出し２：ザワークラウトとシュークルート
同じようなものでザワークラフトという食べ物を聞いたことがある人も多いでしょう。ザワークラウトとはドイツで生まれたキャベツ料理です。そして、シュークルートはフランス製のキャベツ料理です。どちらもソーセージやハムと一緒に煮込んだり、付けあわせとして食べたりされています。この酸味は酢に漬け込んでいるものではなく、あくまで空気中での乳酸菌の発酵によって生じるものだそうです。製造過程で香辛料であるジュニパーやキャラウェイシードなどを入れて、味を調えています。味としては最終的に甘みのある酸っぱいキャベツの漬物といった形になります。

見出し３：酢キャベツというものもあります
ザワークラウトやシュークルートが自然の発酵によって酸味を得たものである反面、はじめからキャベツ全体を酢に漬け込んで酸っぱさを出しているものもあります。こちらは酢キャベツと呼ばれており、また違った味わいを出しています。

見出し４：シュークルートの食べ方
シュークルートは肉料理の付け合せとしてよく食べられることが多いものです。ソーセージや腿肉などの下にシュークルートを敷いて蒸し焼きにしたジャレ・ドゥ・ポールなどの料理が有名でしょう。このほか、ハンバーグやステーキといった料理のつけ合わせなどにも使われているようですね。

まとめ
ザワークラウトとシュークルート、どちらも同じ製品をさしますが、その生まれる国が異なるのですね。それぞれの国でプライドもありますし、お互い別物と認識している傾向もあるようです。何にせよ、どちらも肉料理には欠かせないというのは一致しています。是非ご家庭でも食べてみてください。